市民委員会答申書提出、ハクチョウ復活 近い将来

答申書を手渡す柳田会長(中央)と脇副会長(右、市役所で) 公募市民や専門家でつくる「常盤湖を考える市民委員会」(柳田英治会長)は26日、常盤公園での鳥類の飼育の在り方に関する答申書を久保田后子市長に提出した。高病原性鳥インフルエンザの発生状況を数年間は注視し、飼育環境が整えばという前提で、ハクチョウを近い将来復活させることを要望。受け取った久保田市長は「最大限尊重し、まずはペリカンをウイルスから守り、全体の鳥インフルの状況を見極め、専門家の意見を聞きながら判断したい」と前向きな姿勢を示した。

脇弥生副会長と市役所を訪れた柳田会長が答申書を手渡した。幅広い議論の過程で、環境省が動物園の飼育鳥に関するガイドラインを示し、市がもう1ランク厳しいマニュアルを定めたことで「環境が整えば、ハクチョウの復活を目指す」という最終結論に至ったと説明。突然襲ったウイルスで、市民に長年愛された財産を失うという深い悲しみの先に、ようやく一筋の光が見いだされたという。
答申では「高病原性の感染リスクが高く、数年間は発生状況を注視。防鳥ネット等を整備した施設でのペリカンの状況を検証し、専門家の意見も取り入れながら、感染リスクを最小限にできる飼育方法を検討し、近い将来復活を」としている。
柳田会長は「ガイドラインとマニュアルでチャンスが出てきた。今すぐとはいかないが、もう一度という思いをまとめた」と語った。市民募金など、市民と一体となった取り組みの意見があったことも添えた。
久保田市長は「熱心な議論、熱い思いがよく分かった。インフル対策の終わりは見当がつかないし、ハクチョウの復活も何年後とは言えないが、リスクを下げるために可能な限りのことをしたい」と決意を新たにした。
2月に常盤湖で高病原性鳥インフルエンザが発生し、市は飼っていたハクチョウ類338羽を処分。その後、鳥類の飼育方法を検討するに当たり、市民の意見を広く反映させるために、市民委員会を設置した。

カテゴリー:その他の話題2011年12月27日

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