ハクチョウ復活を 市民委、年内に答申へ

飼育の方向性を話し合う出席者(ときわ湖水ホールで) 常盤公園での鳥類の飼育の在り方を検討してきた常盤湖を考える市民委員会(柳田英治会長、12人)は30日、宇部市のときわ湖水ホールで開かれ、市が策定した常盤公園高病原性鳥インフルエンザ対応マニュアルを踏まえ、将来的にハクチョウを復活させる方向で意見を集約した。

ウイルスに対するリスクを回避する飼育方法や予防策の研究、ペリカンの分離飼育の観察などを大前提とし、常盤湖再生に一歩ずつ踏み出してほしいとした。年内には久保田后子市長に答申する。
これまでの議論で「数年様子を見る」「飼育方法を前向きに考えながらハクチョウの復活を」「現状のままで」などに意見は絞り込まれていた。今回、感染した鳥は拡大防止のため処分するが、同じ場所にいた鳥は隔離して経過観察するというガイドラインを盛り込んだマニュアルが示されたことで「可能性はゼロではない。チャンスがあるのではないか」という前向きな見方が大半を占めた。
悲劇を二度と繰り返さないためにも、クリアしなければならない課題は多いが、復活への強い気持ちを持ち続けることが大切とした。
専門家サイドからの「国の指針は考えていたものより緩やかだった。飼い始める前に、湖の分け方や飼育方法などを研究すれば、再度の白鳥湖も可能ではないか」「強い感染症であり続けることはない。希望を無くさないで、飼う方向で考えては」という見解も後押しした。
ハクチョウ復活の前提となるのが、今冬以降のペリカン(30羽)の分離飼育。野鳥との接触を避けるため、ネットを張り巡らせた遊園地ゾーンの池に移す。ペリカン島も防鳥ネットで覆うことになる。
空を自由に飛べるペリカンは同園の名物だったが、周辺への感染拡大を防ぐため、順次捕獲して飛べないよう処置し、管理する。分離飼育による環境の変化でストレスを感じ、数羽が事故死したこともあり、注意深く観察していくという。

カテゴリー:その他の話題2011年12月1日

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