シーカヤックで日本一周、挑戦中の小西さんが宇部岬に

旅に使用しているシーカヤックと小西さん、都留さん(左から、宇部岬漁港で) シーカヤックで日本一周を続けている小西隆介さん(36)が、宇部岬漁港に立ち寄った。「日本全国の海岸線を自分の目で見てやろう」と、昨年4月8日に居住地の神奈川県茅ケ崎市をスタート。スポンサーもサポートもない単独漕行(そうこう)ながら、旅を一度も中断することなく、列島の東西南北の四端を制覇している。

全長5・3㍍のシーカヤックに、食料やキャンプ道具など一切を積み込んでの旅。これまでの漕行距離は約8600㌔に。沖縄を含めて日本一周を連続してやり遂げた人はおらず、達成すれば前人未到の快挙という。
茅ケ崎市を出航した後は北上し、昨年6月から北海道を時計回りに一周。7月3日に日本最北端の地とされる宗谷岬、同27日に本土最東端の納沙布岬を周った。
日本海沿いに南下した後は、11月末に関門海峡を通過。大分、宮崎を過ぎ、年末に九州本島の最南端に当たる佐多岬に到着した。
年明けに沖縄県石垣島へ移動。2月25日に最南端の波照間島、3月19日に日本最西端の与那国島に到着。奄美諸島をたどりながら北上し、五島列島や壱岐島、対馬にも渡った。
夜間や霧が立ち込めた海では、コンパスとGPS(全地球測位システム)だけが頼り。風に逆らいながらパドルでこぎ進むつらさや、しけの怖さ、熱中症で気を失いかけたことなど「苦労は語り尽くせない」が、「(体を)故障せず、転覆せず、中断せず」を、いつも自分に言い聞かせてきた。
宇部岬漁港には23日午後6時ごろ到着。どしゃ降りでテントを張ることもできずに困っていたところ、近くの住民から八王子町の都留豊作さん(60)の紹介を受けた。
27日現在、作業場を借りて寝泊まりし、次の航海に備えて準備している。
旅の経過は持参しているパソコンを使い、ブログで公開。「初めは独りで始めた旅だったが、旅先で出会ったいろんな人から力をもらい、自分だけの旅ではなくなった。自然のありがたさと人の温かみが一番の収穫」と小西さん。都留さんは「同じ海の仲間」と応援している。

カテゴリー:その他の話題2011年8月27日

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