小野田港内でナルトビエイ一斉駆除

大量のナルトビエイを水揚げする関係者(24日午前9時ごろ、刈屋漁港で) 小野田港沖や港内に大量に姿を見せるナルトビエイの一斉駆除が24日あり、刈屋漁港には体盤幅(横幅)が1・4㍍、重量が60㌔近くある大物も水揚げされ、関係者を驚かせた。今シーズンは昨年より2週間早く10日から駆除を開始。水温が低い影響か、当初の捕獲数は少なめだったが、この日は一転、186匹(4・5)㌧が取れる大漁となった。8月までに10回程度の駆除を予定している。

アサリなどの漁業資源を食い荒らす〝海のギャング〟として、県、市が8年前から駆除を始めた。漁業関係者によると、かなり前から網に掛かることはあったが、急激に増えたのはここ10年。暖海性の回遊魚で、地球温暖化の影響で瀬戸内海の海水温が上がり、この海域に入り込んだと推察される。
最近5年間の捕獲数は▽2006年=1884匹▽07年=2032匹▽08年=1650匹▽09年=1064匹▽10年=929匹。今シーズンは10日に127匹(2・3㌧)、16日に27匹(0・6㌧)を捕獲している。
3回目のこの日は、県漁協小野田支店所属の漁船4隻が午前7時前に刈屋漁港を出発し、小野田港内の水深6~7㍍の沿岸海域で、流し刺し網を使ってナルトビエイを捕獲。毒のあるとげが付いた尾をナイフで切り落とし、漁港に戻り、水揚げした。エイはデータを取るために、体盤幅、重量をチェックしたが、捕獲した9割以上が雌だった。
地元では6月の終わりからマナガツオやコチの漁が始まるが、網に掛かって漁の支障となるナルトビエイは厄介者。
小野田支店の福永富二雄運営委員長は「雌1匹が子供を7、8匹産むので、産卵場とされるこの周辺での駆除は効果が大きい。数年前は1日10㌧水揚げしていたことや、秋口に小さい子供のエイが少ないのを考えると、駆除効果は上がっている」と話した。
ナルトビエイは家畜や魚の飼料を作る原料として下関市の飼料会社に引き取られるほか、一部は新しい食材として活用される。

カテゴリー:その他の話題2011年5月24日

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