県内初、廃食油回収の拠点設置 宇部衛生工業社とコープ宇部店

回収ボックスに持参した廃食油を入れる親子連れ(コープ宇部店で) 宇部衛生工業社(中島繁社長)と生活協同組合コープやまぐちのコープ宇部店(望月徹店長)は、使用済み食用油の拠点回収事業を開始した。廃食油はごみとして排出されているが、同社のプラントでバイオディーゼル燃料に精製し、有効活用する。

同社は浄化槽維持管理、廃棄物や食品のリサイクルなどを手掛けている。廃食油のリサイクル事業は2年前から始め、市内の飲食店など約80店舗から回収したものを、宇部テクノパークのプラントで精製。同社の車両のほか、市が北部地域で走らせている生活交通バスの燃料として供給している。燃料化の効率は約80%。
店内に設置した回収ボックスで、各家庭から持ち込まれたものを受け付ける。対象は植物性の食用油。できる限り天かすなどのごみを取り除き、飲料用のペットボトルに入れ、油漏れしないよう、しっかりとキャップを閉める。未使用(未開封)の食用油はそのまま受け付ける。動物性(ラードやバターなど)、鉱物油(エンジンオイルなど)は対象外。
家庭で出る廃食油は、紙などに染み込ませたり、凝固剤を使ったりして、週3回の燃えるごみの日に回収している。拠点回収により、家庭での手間が省け、経済的にも助かるという声もある。市資源循環室は「資源として活用し、ごみダイエットにつなげたい」と話した。昨年のエコフェアでも試験的に実施したところ、168㍑が集まったという。
回収状況を視察した久保田后子市長は「できた燃料は常盤公園内を走る業務用車両などへの導入を検討している。地域資源を活用し、エコライフを推進したい」と今後の協力を呼び掛けた。
望月店長は「問い合わせも多い。紙パックの回収が宇部と下関から始まったように、廃食油も県内第1号。ここに来ればしっかりリサイクルできるということを知ってもらいたい」と語った。

カテゴリー:その他の話題2011年4月14日

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