飼育開始は1957年

東洋のレマン湖、日本有数の水鳥の楽園といわれる常盤湖。ハクチョウは常盤公園の開園当初からシンボルであり、長い歴史を経て、宇部市民の財産として定着していた。

常盤湖にハクチョウが放たれたのは1957年。荒れていた常盤公園の整備に向け、水と森を生かそうと、ハクチョウの飼育が決まった。
オランダのロッテルダム・シルブルグ動物園から約2万㌔の距離を、船と鉄道を乗り継ぎ、コブハクチョウ20羽が6月に宇部に到着。7月7日、数千人の市民に見守られながら湖に放された。
翌年には初めてのひなが誕生し、60年には100羽を突破。繁殖にも力を入れ、着実に飼育数は増え、常盤湖は「白鳥湖」として全国から注目を集めるようになった。
61年、鹿児島市の鴨池動物園(現在・平川動物公園)に増殖したハクチョウを初めて分譲。以来、約1400羽が国内外の動物園や公園に旅立った。北海道から沖縄まで、全国に及ぶ国内のコブハクチョウは、全て常盤公園の子孫。海外はアメリカ、中国、台湾、スリランカなどに渡っている。
処分直前の常盤公園での飼育数はハクチョウ類が、コブハクチョウ189羽、コクチョウ136羽、オオハクチョウ11羽、コハクチョウ3羽、クロエリハクチョウ18羽、オオハクチョウとナキハクチョウの交配種1羽。このほかペリカン、ガン・カモ類、ハヤブサ、フラミンゴを入れると24種475羽。このほか渡り鳥も飛来しており、日本有数の水鳥の楽園として親しまれてきた。

カテゴリー:その他の話題2011年2月10日

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