インフル流行の兆し、年明け患者急増

宇部市内でインフルエンザの患者が急増し、流行の兆しが出てきた。市医師会(猪熊哲彦会長)のまとめによると、患者報告数は昨年12月29日~1月4日の1週間で18人だったのが、年明けの5~11日は158人に上った。12日は1日だけで50人に達し、今週はさらに増えそうな勢いだ。患者の多くは新型と考えられる。同会では毎年1月の第3水曜日(今年は19日)を「インフルエンザの日」と定めており、咳(せき)エチケットの徹底による飛沫(ひまつ)感染防止と予防を、広く市民に呼び掛けている。

市内のインフルエンザの患者週計は昨年5月下旬、一時的に32人になったが、その後は1桁で推移。12月中旬から10人台となり、以降は徐々に増えている。1月12日の患者の内訳は、6歳以下の乳幼児が5人、小学生が4人、中・高校生が3人、19~64歳が38人で、65歳以上は報告されていない。
市医師会インフルエンザ担当理事の若松隆史ときわクリニック院長は「季節性も散発しているが、今の罹患(りかん)者の多くは新型ワクチンを接種しておらず、新型が広がっていると考えられる。インフルエンザの流行は5月ごろまで続くため、ワクチン接種は今からでも遅くない」と勧める。
インフルエンザは38~39度以上の発熱、上気道を中心とした風邪症状に加え、全身の関節・筋肉痛を伴うことが多い。怖いのは合併症でインフルエンザ脳症や肺炎で死亡する例もある。今シーズンの予防接種に使われているのは、新型と季節性2種が一緒になった3価ワクチン。接種しても罹患する可能性はあるが、重症化を防ぐのには効果的だ。
「インフルエンザの日」は市医師会が3年前から提唱。マスクを装着せずに咳やくしゃみをするとウイルスが2~3㍍飛ぶため▽咳・くしゃみの際はティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむける▽使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に捨てる▽症状のある人はマスクを正しく着用し、感染防止に努める-咳エチケットの励行を訴えている。
今年はチラシ約1万1千枚とポスター300枚を作製し、各医療機関や市保健センター、宇部健康福祉センター、市消防本部などに配布した。

カテゴリー:その他の話題2011年1月14日

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