感染症胃腸炎が激増 宇部でも今月、爆発的に

 嘔吐(おうと)や下痢などの症状がある感染性胃腸炎の患者が激増している。第四十六週(十一月十五-二十一日)は、県内四十九カ所の小児科定点医療機関からの患者報告数が、前週を約二割上回る千三十六人に達した。定点当たり二十一・一四人と基準値の二十人を超え、今後さらに感染拡大が予想されるため、県は二十六日、県内全域に「流行発生警報」を発令。感染予防と拡大防止を呼び掛けている。宇部は山口に次ぐ流行地域になっており、前週に引き続き警報レベルのまま。

今年は例年より流行が早く、患者数は第四十二週(十月十八-二十四日)ごろから増え始めた。県集計で同週が二百四十一人(定点当たり四・九二人)、以降三百七十人(同七・五五人)、五百五十六人(同十一・三五人)、八百五十八人(同十七・五一人)と推移した。第四十六週は過去五年間の同時期では最多。定点当たりの患者数も、全国で四番目に多い。
宇部・山陽小野田地域(山口大医学部付属病院を除く全十八カ所)の報告でも、第四十四週(十一月一-七日)が百五十八人(定点当たり八・七七人)、四十五週が三百八十六人(同二十一・四四人)、四十六週が三百六十四人(同二十・二二人)に上る。
県感染症サーベイランス解析委員会委員長でもある鈴木小児科医院(宇部市今村北四丁目)の鈴木英太郎院長によれば、この時期の原因はノロウイルスが主。毎年晩秋から初冬に流行し、嘔吐、引き続き下痢を伴うことが多いが、一方だけの場合も。症状が強ければ半日から一日、頻回に嘔吐があり、小まめな水分補給が重要。年長児ならスポーツドリンク、乳幼児は水分と電解質が素早く体内に吸収される飲料が適している。「乳児の場合、早めに医療機関を受診して」と鈴木院長。
感染予防には①せっけんで、よく手を洗う②感染者の便や嘔吐物に直接触れない(使い捨て手袋をし、ティッシュやキッチンペーパーを使って処分。床などは塩素濃度0・02%の次亜塩素酸ナトリウムで浸すようにふき、十分後に水ぶき)③食品の取り扱いに注意(中心部まで八十五度、一分以上加熱)④調理器具はよく洗って殺菌する(熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで)の徹底を。

カテゴリー:その他の話題2010年11月27日

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