10月1日からタクシー全面禁煙

takusiikinnenn.jpg 県乗用自動車協会(森橋律夫会長)は十月一日からタクシー車内で全面禁煙を始める。全国四十二番目、中国五県では四番目の導入。宇部市のタクシー会社では、乗務員に客から質問があった場合の対応マニュアルを配布するなど、事前準備をしている。

同協会に加盟する百三十二社二千五百三十九台と、県個人タクシー協会に加盟する百十二台が対象。県内の全タクシーの九割以上に当たる。
煙害がクローズアップされ、年々受動喫煙防止対策が進む中、タクシーを利用する高齢者や女性、通院患者らから「車内がたばこ臭い」「気分が悪くなる」などの苦情が寄せられ、六月に開かれた同協会の総会で「禁煙タクシー実施に関する決議」が採択された。
左後ろのドアと車内に禁煙車であることを知らせるステッカーを張り、後部座席の灰皿は取り外す。乗務員は携帯灰皿を持ち、喫煙を望む乗客は停車中に車外で吸ってもらう。
宇部市明神町の宇部構内タクシー(福嶋真一社長)は、タクシーの後部座席で目に付きやすい助手席のヘッドレスト裏に車内が禁煙になることを予告する文書を掲示。客が知らずにたばこを吸った場合や「吸っていいか」と聞かれた場合の対応を記した実施マニュアルを乗務員に配布した。
平井孝義常務は「誰もが快適に乗ってもらえる車内環境をつくりたい」と話す。
全国的なタクシー禁煙化の流れは二〇〇三年に施行された健康増進法で受動喫煙防止の努力義務にタクシーも含まれたことが契機となった。
〇四年には、タクシー車内の禁煙を行政が積極的に指導しなかったため、受動喫煙や悪臭で苦痛を受けたとして、運転手と利用者計二十六人が国を提訴。判決では損害賠償は退けられたが「タクシーは全面禁煙がのぞましい」と判決が出た。
〇七年に全国で初めて導入した大分県では「最初は喫煙者から『金を払って乗っているのに何で吸えないのか』と苦情があったが、三年が経過して禁煙がすっかり定着した」、県タクシー協会事務局は「もはや車内で喫煙は考えられない」と話した。

カテゴリー:その他の話題2010年9月29日

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