赤崎神社のフクロウ巣立つ

新緑の中で気持ち良さそうな2羽のひな(赤崎神社で) 赤崎神社(縄田徳昌宮司、松角)の境内では毎年、フクロウが営巣しているが、今年もひながかえり、十九日に巣箱から出てきた。例年なら一週間から十日、境内で飛ぶ練習をした後、竜王山方面に飛んでいくが、今年は二日間で姿が見えなくなった。運良くかわいい姿を目にした近所の人は「ラッキーだった」と喜んでいる。

同神社境内のセンダンの木のうろには、もともとはアオバズクがすみついていたが、一九九三年からフクロウが後釜に入り、営巣し始めた。毎年、ひながかえっているが、うろが朽ちてきて広がった開口部から雨が降り込んだり、強い風が吹き付けたりして子育てが大変ということから、今年一月、県立きらら浜自然観察公園の原田量介園長が、向かいの木に体高五〇センチにもなるフクロウでも入ることができる巣箱を設置した。
〝新居〟が気に入ったのか、ここで営巣し、三羽のひながかえった。ゴールデンウイーク後には巣箱から頭をのぞかせ、かわいい姿を撮影しようとアマチュアカメラマンが日参。遠くは岡山、広島からやって来る人もいた。
十九日未明に巣から出て、羽がまだ十分に機能しないため、雨の中、じっと木の枝に止まっていた。天気が回復した二十日は高い枝に移動し、薫風に吹かれながら羽を広げたりあくびをしたりしていた。ところが二十一日朝には姿が見えなくなり、いつも近くの木に止まって見守っていた親鳥も一緒にいなくなった。
きらら浜自然観察公園の中川しのぶレンジャーは「すぐ近くに仲の良くないカラスが営巣しているので、それを嫌って例年より早めにいなくなったのかもしれない」と推察する。
残念だったのは、毎年、ぬいぐるみのようなかわいいひなの姿を楽しみにしている近所の人たち。すぐそばにある赤崎小の児童も授業の合間を縫って見に来ていたが、今年は見ることができた児童はわずか。〝フクロウ狂騒曲〟は早めに終演となった。

カテゴリー:その他の話題2010年5月22日

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