09年度の病児・病後児保育、最多の5588人利用

 病気で幼・保育園などに行けない子供を預かり、保護者に代わって世話をする「病児・病後児保育」。宇部市内では昨年度、実施施設が二カ所から五カ所に増え、利用者は過去最多の五千五百八十八人(延べ人数)に達した。「子供が心配だが、仕事も休めない」板挟み状態の保護者にとっては、まさに救いの手。子育てと仕事の両立を力強く支えている。

同事業は、鈴木小児科医院(今村北四丁目)と金子小児科(上町一丁目)が、市からの委託を受けて二〇〇〇年五月からスタート。初年度の利用は八百人だったが、年々増え続け、〇六年度からは四千人を超えている。
昨年度は、よしもと小児科(中尾一丁目)、むらかみこどもクリニック(東須恵)、かわかみ整形外科・小児科クリニック(野原一丁目)も加わり、利用者は前年度を約千五百人上回った。
月別では新型インフルエンザの影響もあり、十二月が最多の六百四十六人を記録。十一月と今年の二、三月も五百人を超えた。後発施設は周知度が低く、利用は比較的少ないが、地域性が広がり、潜在需要はあると見込まれている。
鈴木小児科医院によると、昨年度は急性上気道炎が最も多く三百十六人、急性気管支炎は百十九人、感染性胃腸炎は九十一人、新型インフルエンザは四十三人だった。このほか中耳炎や水ぼうそう、おたふく風邪、アデノ、RSの各ウイルス感染症も多かった。
同医院が利用者にアンケートを行ったところ、子供が体調を崩した時に、遅出出勤や早退など職場の配慮が「ある」と答えたのは約八割。一方で「仕事を休めない時がある」「子供がよく熱を出すので毎回は休めない」「病児保育は安心」「夫は育児が十分できない」「家族が近くにいない」などの理由で、病児保育を活用する人が目立った。
鈴木英太郎院長は「共働きの時代、育児サポートとしての病児保育は重要な位置を占める。一日観察できるので、病状の変化にもすぐ対応が可能。事業に携わるスタッフの研修を積み、保育看護のレベルアップを図りたい」と話す。
事業対象は、乳幼児から小学三年生まで。保育日は月─金曜日の午前八時─午後六時で、土曜日は施設による。保育料は一日二千円。利用には事前登録が必要。
問い合わせは、各施設か市こども福祉課(電話34─8327)へ。

カテゴリー:その他の話題2010年5月13日

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