女子学生の体格20年前と比較「やせ形」と「肥満」増加

 宇部フロンティア大短大部食物栄養学科の荒巻輝代教授と城野世津子教授は、同科の女子学生の生活習慣に関する調査をまとめた。その結果、一九八八年当時の学生と比べ二〇〇八年の学生の体格は、「やせ形」と同時に「肥満」が増加。朝食を欠食する割合も14・1%から38・6%と大幅に増えた。極端なやせ願望や深夜のアルバイトなどによる夜型の生活習慣が原因とされる。この傾向は全国の女子学生にも見られるという。

両教授は同科二年の女子学生を対象に十年ごとに三回実施。八八年は九十二人、九八年は七十七人、〇八年は四十四人に行った。体格は、肥満度の国際指標BMIにより算出。18・5未満を「やせ形」、18・5以上25・0未満を「普通」、25・0以上を「肥満」とした。
「やせ形」は八八年には14・1%だったのが〇八年は27・3%とほぼ倍増。一方、肥満も2・2%から11・3%と五倍に増加した。
朝食を食べない学生は八八年は14・1%だったのが〇八年が38・6%と三倍弱に増加。平均睡眠時間は八八年が六・六七時間、九八年が六・五九時間、〇八年が六・三一時間と減少。平均就寝時刻も各午後十一時三十二分、午前零時十九分、同十六分と遅くなる傾向にある。
荒巻教授は「食を専門とする学生なので理論は十分知っているはずだが、現実は難しい」と話す。がりがりにやせたモデルを美しいと見る最近の若い女性の価値観が、極端な減量に向かわせている一方、深夜のアルバイトで夕食の時刻が遅れたり、パソコンやビデオの観賞で夜型生活になり食習慣が乱れ「肥満」も増えているとしている。
ここ数年、経済的な理由から深夜のアルバイトを余儀なくされている学生も目立つという。食費を切り詰めたり、一人で食事を取る個食が習慣化していたりするのも一因とみる。
こうした傾向を「同科の学生に限らず全国的」とした上で「妊娠、出産、授乳を控えた若い女性の栄養不良は憂慮すべき」と荒巻教授は話す。

カテゴリー:その他の話題2010年5月12日

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