湾岸道路の1日交通量1万8600台

宇部湾岸道路が全面開通して1年が経過。県が昨年10月に行った交通量調査(平日)では、湾岸道路の厚東川新橋地点では街路部も含めて1日約1万8600台の車が行き交った。一方、国道190号の厚東川大橋は、未供用時に6万4300台だった通過車両が4万8600台と2割以上も減少。「国道の朝夕の渋滞がかなり解消された」の声が上がっている。

宇部湾岸道路は国道190号の慢性的な渋滞の解消、高速・定時輸送がもたらす周辺企業への経済効果などを目的に1994年から整備に着手した。宇部興産本社前の中央町3丁目の交差点から厚東川新橋を経て東須恵までの6㌔区間で形成。2007年12月を皮切りに整備が済んだ区間から順次、供用開始していた。ロングランプを含む藤曲インターチェンジ(IC)―東須恵IC間の本線部分3・8㌔で全線がつながり、昨年3月24日に全面開通した。
一部開通の時から車の流れは変わっていたが、県が整備の成果を確認するために昨年10月17日(木曜日)に湾岸道路と国道190号の交通量を調査。湾岸道路は厚東川をまたぐ厚東川新橋の高架部が8500台、街路部が1万100台の計1万8600台だった。
一方で6万4300台(2005年・道路交通センサス)と県内で最も交通量が多かった国道190号の厚東川大橋は24%、1万5700台も車が減った。国道190号の藤山交差点から小野田方面へかけてピーク時には1550㍍(08年3月)あった渋滞の長さが、昨年7月の調査ではピークでも500㍍にまで短くなった。
移動時間についても西中町IC│東須恵IC間を国道190号を使うと、整備前は15分36秒だったのが10分30秒に短縮された。同区間を湾岸道路を利用すると6分48秒で移動が可能になった。
山陽小野田市北竜王町の自宅から勤務先の宇部興産宇部ケミカル工場に通う高田美穂子さんは「丸河内交差点を通過した後、東須恵ICから西中町ICまで湾岸道路を使うが、それまで国道190号を走っていた時は少し走っては赤信号に引っ掛かり40分、雨の日は1時間近く通勤にかかっていたのが20分で会社に着く」と話す。
国道190号そのものも朝夕の渋滞が緩和された。藤山文京台から厚東川沿いを南下し国道190号に合流していた市職員の森本哲也さんは「渋滞している小野田方面からの車に合流する際に、いつも無理して入れてもらっていたが、そのストレスから解放された。精神的に余裕ができ、穏やかな気持ちで運転できる」と喜ぶ。
県土木建築部都市計画課は「計画交通量よりも宇部湾岸道路の利用は少なかったが、国道190号の渋滞イメージが緩和され〝わざわざ湾岸道路に回らなくても〟という人がいるのかもしれない」と分析する。
西中町ICから東へ1・5㌔の新町ICまでの区間については都市計画決定されているが今のところ事業着手は未定という。

カテゴリー:その他の話題2014年4月11日

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