東日本大震災から3年、市民の集い

東日本大震災から3年になるのを前に第3回「3・11被災地に思いをよせる宇部市民の集い」が9日、市民200人が参加して旧宇部銀行館(ヒストリア宇部)で開かれた。講演や活動報告、音楽イベントを通じて、被災地支援の継続と災害への備えを誓い合った。同実行委員会(橋本嘉美代表)主催。

橋本代表は「震災から3年たったが、復興はまだまだ進んでいない。年に1度集い、忘れないでいよう」とあいさつ。東日本大震災復興支援宇部市民協働会議会長の久保田后子市長が、福島県いわき市、相馬市、岩手県大船渡市の3市への職員派遣活動を紹介。「財政難の中、派遣を打ち切る自治体が多いが、支援に手を挙げる職員がいる限りやめない。復興はまだ道半ばだ」と述べた。
講演会では、宇部市出身で岩手県高度救命救急センター(盛岡市)医師の秋冨慎司さんが、勤務中に被災し、直後から救命活動に心血を注いだ体験を報告した。消防や警察、自衛隊、行政、ボランティアの連携が取れず、現場が混乱した問題点を指摘。「被災者に境はないが、対応に組織の壁があった」と述べた。「直後や10時間後、100時間後と救援には時間軸を意識して当たるべき。その時、何を優先すべきかを意識することが大切」と話した。
続いて支援団体が活動を紹介。自閉症児とその親を宇部に保養に招いている「福島の子どもたちとつながる宇部の会」、被災地からのメッセージを届ける「東北復興を支援する会」、県内に避難移住した被災者と交流する「はなしっこすっぺ会」、学生らで組織する「すたんどあっぷ」、手芸品の販売収益を贈る「楠生活学校」、被災地の子供たちへの支援や市民交流をする「復興支援うべ」がスライドを使って活動報告した。震災発生時刻の午後2時46分に、全員で黙とうをささげた。
第2部では、歌やダンスのステージ、交流会があった。震災5日目に、宮城県仙台市から長男の住む宇部市にたどり着き、移住した女性(52)は、「こうした集いは本当に心強い。各団体が活動を継続していることは本当に素晴らしい」と話した。

カテゴリー:その他の話題2014年3月10日

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