宇部市万倉矢矯で里山づくり着々


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荒廃した雑木林を再生する里山づくりが宇部市万倉矢矯(やはぎ)で進み、果樹の苗木の植樹が17日、同所で行われた。地域住民有志の組織「楠の農業と温泉を考える会」が、楠こもれびの郷(さと)を運営している楠むらづくり(武波博行社長)と実施。来年度に楠こもれびの郷にオープンする農業研修交流施設「万農塾」と連携したプログラムの展開を目指している。

楠こもれびの郷から約2㎞離れた市有林(約15ha)で、昨年6月から整備に着手。ふるさと雇用再生特別基金事業も活用しながら、これまでに約5haを整備してきた。

植樹には、一般応募の親子10組26人とスタッフ12人が参加。整地を終えた2カ所計1haに、柿、梅、クリ、ユズの苗木計130本を植えた。

苗木は根の活着を良くするために十分に水を与えて土となじませ、三方向から添え木をした。

コンサルタントとして楠こもれびの郷の事業計画に携わった宮本泰英さんは、家族で広島県府中町から参加。「子供たちに植樹を体験させるのは、めったにないチャンス」と、親子の触れ合いを楽しんでいた。

万倉芦河内の中明英敏(なかみょう・ひでとし)さんは、孫の吉武りなさんと参加。「大きくなって、一緒に植えた思い出を残してもらえたら」と話した。

柿は収穫時期をずらして3品種、梅は最高級とされる南高梅、クリは渋皮がむきやすいポロタン、ユズは種なしのタダニシキを選んでいる。

里山づくりを発案した考える会の田村敦義さん(ふれあい・モデル農園準備会会長)は「農業研修に林業は不可欠。生活の中に山を生かし、ここで植樹や剪定(せんてい)、管理、収穫などを学べるようにしていきたい」と抱負。

里山は順次広げる予定で、収穫した果実を特産品に生かすことも視野に入れている。

カテゴリー:地域2010年1月18日

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