アサリの親貝100キロ放流 東岐波里海再生の会

asarinohouryuu.jpg 東岐波里海再生の会(寿恵村泰生会長、13人)は28日、宇部市東岐波丸尾の三神社と山口宇部医療センターの沖合にある干潟2カ所にアサリの親貝100キロを放流した。

かつてはたくさんのアサリが取れていた東岐波の海岸線に、海の恵みを復活させようと3年前から毎年、放流している。これまでは島根県中海産の稚貝をまいていたが、今年は稚貝が取れず愛知県産の親貝を仕入れた。
干潮時間を見計らって放流。東岐波中テニス部の生徒二十数人も手伝った。干潟にはエイやチヌなどアサリを捕食する天敵から貝を守るために4メートル四方と縦8メートル、横6メートルの保護ネットが張られ、参加者はネットの上からアサリをまいた。
アサリの研究と放流を手掛けている元田布施漁協組合長の木下嗣生さんが今年も駆け付け、放流の方法をアドバイスした。木下さんは「本来は若く元気な稚貝の方が産卵を期待できるが、親貝もある程度は期待が持てる。体長3センチ以上になると1個で200万個の稚貝を産卵する」と話した。
同会では放流事業だけでなく、豊かな海を取り戻すために、河川の浄化や森の育成にも取り組んでいる。東岐波の海に注ぎこむ五反田川には、水を浄化する機能があるとされる使い捨てカイロの鉄粉をまとめて定期的に設置している。来年2月には月崎の海岸線近くにクロマツの苗木50本、マサキ10本を植樹する予定で、準備を進めている。
寿恵村会長は「乱獲や海水温の上昇などでアサリがすみにくくなっている。年を取ったら自分の体を気遣うように、地球環境もいたわってやる時期にきている。すぐに成果は表れないかもしれないが長く放流事業を続けていきたい」と話した。

カテゴリー:地域2012年11月29日

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