厚東「立熊未来プロジェクト」始動

大豆の収穫に励む地域住民(厚東立熊で)

古里の自然環境やコミュニティーを次の世代へ引き継ごうと、宇部市厚東立熊で「立熊未来プロジェクト」が始まった。高齢化や農業の後継者不足など、地域が抱える問題に全員で取り組み、生きる楽しさ、共に生きる喜びなどを実感できる「新しい公共」を目指そうというものだ。第1弾として整備した農園で大豆や枝豆が実り、31日には大豆の収穫に汗を流した。

同地区はJR厚東駅と万倉沖田地区を結ぶ中間に位置し、「合併道路」として道路の拡幅工事が行われている。自治会(秋本主計会長)は39世帯120人で、多くは兼業農家。かつての花見会、運動会を経て、ふれあい祭りを毎年実施しており、住民同士の結び付きも強い。
将来を展望するにあたり、全員が向こう三軒両隣の意識を持ったコミュニティーを維持していくために何か始めようと、自治会と立熊環境保全会(原野清正会長)の共同で農業への新しい取り組みを進めることにした。農家、非農家の区別なく、できる人ができる範囲で協力し、収穫したり、完成したりしたものをみんなで分け合うというのがポイント。行政に依存せず、自分たちで知恵を出し、汗を流そうという姿勢を大切にしている。
ふれあい会館前に広がる農地のうち、荒れ地になっている約1㌶を借り受け、6月から整備を始めた。大豆の種をまき、草刈りや土寄せなどにも多くの人が関わった。10月中旬に枝豆、同31日には大豆をそれぞれ収穫。12月には枝豆尽くしの収穫祭も開く。大豆は乾燥させて「立熊コミュニティーみそ」に挑戦する。
秋本会長は「利益の追求や農業の振興ではなく、コミュニティーをより強固にし、若い世代に古里を引き継ぐことが目的。急に提唱しても始まらないが、これまでの積み重ねがあればこそできる」と期待を寄せる。

カテゴリー:地域2012年11月1日

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