仙台と「おひなさま」の絆

掲示された桜の花びらメッセージ(仙台市の旧仙南堂薬店で、齊藤さん提供) 「厚狭ねたろうの里おひなさまめぐり」を主催する厚狭駅前商店会(河野裕樹会長)と同実行委員会(同委員長)に10日、宮城県仙台市とその近隣市町で「蔵deひなまつり」を開催している市民団体・粋々まちなかプロジェクト(齊藤衣代代表)から、義援金とメッセージに対する礼状が届いた。同実行委員会は「つながりを刺激にして、商店街そして町の活性化につなげたい」としている。

同実行委員会は、今年の第14回おひなさまめぐりを前に、最終の3月11日が東日本大震災忌と重なることから、被災地でおひなさまに関するお祭りをしている所に、義援金と桜の花びらの形をしたメッセージカードを送ることを決定。おひなさまを使った町おこしという同じスタンスを持つ「蔵deひななつり」が、津波などにより多くのおひなさまが流され、会場も被災し、開催を断念しかけていたことを知り、送り先にした。
メッセージは会場の一つである厚狭図書館で書いてもらい、会場3カ所に募金箱を設置。集まったメッセージ120通と義援金3万1489円を同プロジェクトに送った。
「蔵deひなまつり」は、3月30日~4月3日の5日間、仙台市若林区の「旧仙南堂薬店」をメーン会場に開かれ、宮城県内をはじめ仮設避難所で暮らす人も多数訪れた。入り口横の窓に掲示された桜の花びらメッセージに立ち止まる人も多かったという。
齊藤代表は「遠く離れた山口県からの温かいメッセージをじっと見詰める方がたくさんいた。私自身も被災者でメッセージは心に響いた。山陽小野田市の皆さんのエールに後押しされ、祭りを断念せずに開催できた」と話し、「機会があれば山陽小野田市を訪れ、草の根交流をしたい」と語った。
礼状を受け取った同実行委の麻野達也さん(ギフトショップあさの)は「被災地の人に喜ばれたのはうれしいし、自分たちがかえって元気づけられた。せっかく生まれたつながりなので、何らかの形で次のおひなさまめぐりに生かせれば」と話した。

カテゴリー:地域2012年5月11日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single