「復活!住吉まつり」セメントだる型みこし完成

完成したセメントだる型みこしを試しに担ぐ須恵小児童(須恵小で) 半世紀ぶりに復活する「住吉まつり」のしゃぎりパレードで練り歩くセメントだる型みこしが、このほど完成した。実際に使われたたると同じサイズに忠実に復元。27日の祭り本番前まで須恵小正面玄関入り口に展示される。

セメントだる型みこしは住吉まつり復活委員会が製作。小野田セメント(現・太平洋セメント)社員としてプラント建設現場で働いていた槙田末春さん(79)=叶松=が半年がかりで作り上げた。
太平洋セメントに保存されている、セメントを入れて出荷していた本物のたるを借り受け、自宅で寸法を測ったり、形状を見たりしながら仕上げた。たるは長さ68㌢、直径は最も太い部分が76㌢。ヒノキが材料で、20枚の細い板の内側に切れ目を入れ、これを曲げてカーブを出した。
たるの鏡板には「PORTLAND CEMENT ONODA(ポルトランド セメント オノダ)」の文字と商標の竜のマークが描かれている。みこし上部には竜の頭や紅白ひも、金の飾りを付けて華やかさを出した。
槙田さんは「子供が担ぐので軽くて丈夫なものにしようと一部にキリの木も使った。たるの曲線を出すのに苦労した」と話した。
住吉まつりは小野田セメントが主催して明治、大正、昭和時代に開かれ、後に小野田商工会議所が主催して戦後に始まった小野田祭りに合流して続けられたが、半世紀前に途絶えていた。
地元有志が「祭りを復活させ、にぎわいを取り戻し、住民の絆を深めよう」と小野田セメントの創立者、故笠井順八翁の誕生日(5月31日)に近い27日の日曜日に復活祭を開催し、前日の26日に前夜祭を開くことにした。
本祭ではセメントだる型みこし、龍舞、よさこい、小野田偉人行列などのしゃぎりパレードが小野田商工会議所から住吉神社までの市道(約600㍍)を練り歩く。
セメントだる型みこしは先日、関係者が集まっておはらいを受けた。土井始実行委員長は「子供たちにも古里について考える祭りになればうれしい」と話した。

カテゴリー:地域2012年5月2日

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