下棯小野地区「道づくりサポート事業」活用し市道一部を拡幅

重機も使い、道路拡幅に励む地元住民(下棯小野で) 宇部市下棯小野地区の住民有志が、地域と主要幹線を結ぶ市道の一部を拡幅した。市の「わたしたちの道づくりサポート事業」を活用したもので、重機の借り上げや原材料費などの援助を受け、地元が労力を負担。要望してもなかなか実現しなかった地域の課題解消に自分たちで取り組み、利用しやすい道路環境を整備した。

同事業は市役所ダイエット作戦の中で職員が提案し、2011年度はモデル地区を指定して実施し、制度を設計する。100万円を計上していた。
この事業に申請したのは下棯小野自治会(田中哲雄会長、42世帯)。国道2号へと抜ける市道割木松棯小野線は幅員が狭く、乗用車が離合する場所も限られていた。地元では、見通しが悪いカーブ手前にある既存の待機所を広げようと計画した。
2月末からのり面の草木を伐採し、今月に入って、資格を持った人が削岩機や油圧ショベルで掘削。3㍍あった幅員を5㍍に広げた。自治会から17人がボランティアとして交代で作業に当たり、重機の操作、道路の清掃、土砂の運搬などに汗を流した。初めての取り組みとあって、市道路河川建設課の職員が立ち会い、安全を管理しながら技術的にも手助けした。
側溝の整備、のり面の緑化も地元で取り組み、アスファルト舗装は市側で行う。整備区間は約40㍍だが、作業に参加した同自治会の田中要松副会長は「地元が良くなるのはいいこと。整備されれば便利になる。協力してくれた人たちに感謝したい」と語った。
ボランティアの一人も「移動にはどうしても車が必要。朝夕には結構車が走るし、茶畑も近いので、時期が来ると生産者らも利用する。自分たちの手で少しでも待機所を増やすことができれば」と意欲を見せた。
今回の工事費はリース料や材料費などで約50万円。通常の事業費より3割程度削減できたという。

カテゴリー:地域2012年3月23日

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