文化財防火デー、琴崎八幡宮 住民ら初期消火訓練

火に見立てた板にバケツで水を掛ける住民(26日午前10時すぎ、琴崎八幡宮で) 文化財防火デーの26日、宇部市の琴崎八幡宮(白石正典宮司)で地域住民ら50人が参加して防火訓練が行われた。同宮での実施は12年ぶりで、消火器やバケツリレーで初期消火の対応を確認し、ふるさとの文化財を守る思いを強めた。

1949年の同日に法隆寺の金堂から出火して壁画を焼失した反省から、各地の文化財を守る日として、55年に文化財保護委員会(現・文化庁)と国家消防本部(現・消防庁)が制定した。同宮には、79年に市の有形文化財に指定された紙本着色琴崎八幡宮縁起絵巻が保存されている。
訓練は本殿からの出火を想定して行われた。神職が大声で「火事だ」と叫んで119番通報。消火器で初期消火を試み、御神体、文化財と書かれた箱を外に持ち出した。住民は防火用水から本殿まで並び、バケツにくんだ水をリレーして、火に見立てた板に掛けた。間もなく消防車がサイレンを鳴らして到着し、消防隊がホースで放水して終了した。その様子を琴崎保育園の園児が見学した。
白石千代教育長は「文化財は長い時間を経て地域の人の手で守り伝えられた。後世に伝えるために私たちが宇部の文化財を守ろう」と話した。

カテゴリー:地域2012年1月26日

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