22日、西岐波校区植樹交流活動 白砂青松の「白土」復活を

植樹に向けて設置された静砂垣(白土海岸で) 砂浜にずらりと並んだ柵。宇部市西岐波の白土海岸で「白土海水浴場の松再生プロジェクト」が進んでおり、松を植樹するための静砂垣として設置された。22日には同所で、西岐波校区自治会連合会(井原八郎会長)主催の植樹交流活動を実施。白砂青松の景観復活に願いを掛ける。

白土海岸は緩やかに湾曲し、砂浜や松林の美しさとともに、波穏やかな海水浴場として昔から親しまれてきた。
しかし、松林は1989年前後から松くい虫による被害が目立ち始め、近年は枯れた木を毎年1、2本ずつ伐採するような状況が続いている。道路に面した場所には数十本の松が残っているものの、砂浜の中には現在1本しか残っていない。
状況を憂慮した校区は昨年1月、市長との直接対話「ふるさと元気懇談会」の機会を捉え、市に状況を説明。トイレの水洗化などの環境整備も併せて要望した。
松の補植は当初、住民ボランティアでの復活を考えていたが、相談を受けた県美祢農林事務所は、現場が砂地であることなどを踏まえて専門的な取り組みが必要と判断。県独自の「やまぐち森林づくり県民税」を財源とした新規事業「豊かな森林づくり推進事業」で、2月から緑化を開始した。
計画では約900平方㍍の範囲に、松くい虫に強いとされる抵抗性クロマツ(愛称・キララマツ)76本を植樹。トベラとマサキも白土海岸で既に育っており、風よけとなることから各10本ずつ新たに植える。
静砂垣は砂の移動を防ぎ、植栽木の生育環境を守る。全体や四方を囲んでしまうのが一般的だが、1本ずつの単独仕立ては施工例として珍しい。県美祢農林事務所は「海水浴場なので(利用者の)快適性を考慮した」と話している。
植樹交流活動では、神事や式典に続き、キララマツ10本を住民の手で植樹。幼児や小・中学生たちの手紙を入れたタイムカプセルを埋設する予定。

カテゴリー:地域2011年3月11日

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