東岐波里海再生の会がアサリの稚貝4万個

アサリをまく生徒たち(東岐波の海岸で) 東岐波里海再生の会(寿恵村泰生会長)は二十三日、アサリの稚貝約四万個(百キロ)を宇部市東岐波の干潟に放流した。地元の中学生も参加して、資源回復の願いを込めた。外敵から守るためネットで被覆し、定期的に観察しながら成長を見守っていく。

同会は古里の海の現状を学び、さまざまな生き物がいる環境を取り戻すための活動に取り組んでいる。アサリ種苗の放流は昨年に続く挑戦。
今回は、放流時期と場所を変更し、稚貝は島根県の中海から取り寄せた。会員、県漁協東岐波支店関係者、東岐波中ソフトテニス部の男子ら三十人が集まり、広がった干潟にまいた。
野菜作りで畑を耕すように土を掘り起こし、酸素をたっぷりと含ませた後、稚貝を放流。ネットで覆い、くいや岩、土のうなどで固定した。寿恵村会長は「前回は暑さが影響し、うまく育たなかったので、環境や条件を変えてみた。中学生にも手伝ってもらい、とてもはかどった。環境への関心も高まれば」と期待を寄せた。
田布施町の馬島でアサリの再生に成功した木下嗣生さんもアドバイザーとして参加しており「干潟と藻場を再生し、少しでも温暖化を防げば多様な生態系は回復する。アサリの取り組みも浜辺の温度上昇に気を付けなければならない。漁業とは縁のなかった人たちが立ち上がっているのだから、周囲も応援してほしい」と語った。

カテゴリー:地域2010年10月25日

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