「くすのき芸文フェスタ」が岐路に

楠地区を代表するイベント「くすのき芸文フェスタ」が岐路に立たされている。事業主体であった宇部市は、今年度から事務局を、くすのき商工会に移管。助成金も段階的に縮小し、2012年度をもって廃止する方針を示した。同実行委員会(下井洋美会長)は助成金が途切れる3年後を見据えながら、今年度の芸文フェスタの開催準備を進めている。

市楠総合支所によると、助成金を縮小・廃止する理由は「財政難と他校区・地域のイベントとの整合性」で、「行政主導ではなく、地域が企画・運営・経費に少しずつでも主体的に携わってほしい」との思いを込めたものと言う。
楠町時代は400万円あった補助金も、05年度は1割削減。昨年度は全体予算の410万円に対し、市からの助成金は260万円(63%)にとどまった。不足分は、地域の事業所と個人からの賛助金や寄付金で賄ってきた。
市の方針決定を受けて、楠地区では今年2月に各校区の代表者らが集まって善後策を協議。「芸文フェスタは楠地区全体の唯一のイベント」との意見が大勢を占め、とりあえず継続していくことになったという。
実行委は5月から活動を開始。現在はイベント、総務、バザーの各部会ごとに、11月14日の開催に向けて協議を行っている。
来年の市制施行90周年は、芸文フェスタにとっても20回目の節目となるだけに、関係者の思惑もさまざま。財政難や協働のはざまで、地域の伝統行事は揺れ動いている。
市財政課によると、まつり・イベントで市の助成金が活用されているのは、ほかに宇部まつり、新川市まつり、花火大会、ときわ公園まつり(さくらまつり、しょうぶまつり、ときわナイトフェスタ)がある。

カテゴリー:地域2010年9月8日

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