竜王山でアサギマダラおいでませ作戦

美しい容姿と優雅な舞が愛好家の人気を集めるアサギマダラ(2008年秋撮影、竜王山で)左と緑の少年隊が植えるサワヒヨドリの苗 竜王山をアサギマダラが飛来する国内有数の中継地にしようと、本山小緑の少年隊(六年生・三十九人)は二十八日、竜王山山頂周辺に、アサギマダラが好んで花のみつを吸うサワヒヨドリの苗三千本を植える。名付けて「アサギマダラおいでませ作戦」で、趣旨に賛同する一般のサポーターも募集する。

アサギマダラは秋の南下、春の北上を繰り返す「旅するチョウ」の名で親しまれ、美しい姿と滑空するような優雅な飛び方が特徴。マダラチョウ科に属し、広げた羽の長さは四―六センチ。夏には、北は東北地方や標高千㍍付近の高地に分布し、秋になると南下し、南西諸島や台湾まで移動する。マーカー調査では、直線距離で千五百㌔を渡ったとの報告がある。
春の北上ではスナビキソウの開花に合わせて、大分県の姫島で二千匹以上が確認されている。南下もいくつかのルート、羽を休める場所があるらしく、竜王山には赤崎地区から山頂に通じる配水池ルートの山頂側約百メートルや子持ち御前周辺に群生するサワヒヨドリ、フジバカマ、ミゾソバなどのみつを吸おうと十月に飛来する。
地元の自然保護グループのモニタリングでは二〇〇八年は百匹、〇九年は六十匹を確認した。昨年、個体数が減ったのは、管理のための草刈りの際に誤ってサワヒヨドリの群生が刈られてしまった影響とみられている。
このため本山校区ふるさとづくり推進協議会、地域おこしグループ本山会がサワヒヨドリを増やしてアサギマダラを呼び込もうと種を採取し、春から苗を育てていた。大きいものは七㌢近くまで成長し、緑の少年隊に苗を託す。
竜王山に自生するサワヒヨドリは三百―三百五十本だが、これから数年続けて苗を植えていく予定で、アサギマダラにとっては餌が豊富な絶好の羽休めの場所になると期待されている。
苗植えを手伝いたいというサポーターは午前九時に、竜王山中腹駐車場に集合。問い合わせは嶋田さん(電話080―1922―6384)へ。

カテゴリー:地域2010年6月15日

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