13校区で敬老会、減少に歯止め

宇部市内では敬老の日(16日)に合わせ、各地で校区・自治会の敬老会が行われる。校区単位では、全24校区のうち合同開催の旧楠町3校区をはじめ前年度と同じ13校区が実施。2009年度から昨年度まで「参加者数の減少」などを理由に続いていた廃止の流れが止まった。日程は16日が9校区と最多。トップを切って行われるのは14日午前10時半から福祉会館で開く新川。

市内の敬老会事情は近年、高齢化の進展や資金面の厳しさを受けて大きく変化。校区社協の関係者らによると、市内の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)が20・1%と5人に1人が高齢者となった01年度ごろまでは、「参加者が増えて会場が狭くなった」が悩みの種で、対象者の年齢を引き上げるなどして対応していた。
事業を取りやめる校区が出始めたのは、高齢化率が25・0%と「4人に1人が高齢者」の時代になった09年度から。「後期高齢者」と呼ばれる75歳になっても元気なお年寄りが増えて「高齢者扱いされたくない」と、対象者と参加希望者が反比例。資金面では「記念品代だけで事業費が無くなる」が深刻化し、「世話係の役員もほとんどが対象者だった」という地域事情もあった。
廃止した校区は「対象者全員に記念品を配っている」「顔が見える自治会単位での実施に方針を変更し、助成金を出している」とするが、自治会開催が100%の校区はなく、敬老行事が姿を消した地域がある。
今年度当初の市内の高齢化率は、前年度比1・1ポイントアップの27・5%。市の予測では、15年度に30%台に達し、20年度には33・7%と「3人に1人が65歳以上」になる。継続開催している13校区は、ほとんどが「廃止は検討していない」とするが、今後の課題は「費用面と世話係や送迎などの運営面」と共通している。
既存の敬老会スタイルを取り巻く状況が厳しくなる中で、市街地に位置しながら高い高齢化率(今年度当初36・8%)の見初は、校区開催が廃止されると「それなら自分たち自身で」と、校区老人クラブ・ふれあい親和会が敬老福祉大会として引き継いだ。高齢化が進む中で、元気なお年寄りたちの取り組みとして注目を集める。
また、旧楠町の3校区は、合併前からの合同敬老会を続けている。今年度当初の高齢化率は、船木が30・6%、万倉が37・1%、吉部が45・0%ながら、校区の枠を超えた運営や対象者を「77歳以上」に引き上げるなどして対応を図っている。

【14日】
▽新川=午前10時半から福祉会館
【15日】
▽見初=午前11時からふれあいセンター
▽琴芝=午前10時から福祉会館
▽上宇部=午前10時半からJA山口宇部本店
【16日】
▽岬=午前11時からふれあいセンター
▽川上=午前11時からJA山口宇部本店
▽鵜の島=午前10時半から福祉会館
▽藤山=午前10時半から藤山中体育館
▽厚東=午前10時から厚東小体育館
▽二俣瀬=午前10時半からふれあいセンター▽船木・万倉・吉部=午前10時半から吉部小体育館

カテゴリー:地域2013年9月7日

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