DV関連相談、昨年度は368件

宇部市配偶者暴力相談支援センターに昨年度寄せられた配偶者・恋人などからの暴力(DV)関連相談は、368件で前年度を87件下回った。一方で、県のシェルターへの移送、ホテルへの一時避難などが必要な緊急性、危険性の高い事案は増えた。相手の人格や心を傷つける言動などの「精神的暴力」、生活費を渡さないなどの「経済的暴力」の相談も増加傾向。潜在事案の掘り起こしや、若年層からの人権意識向上が求められている。

同センターは2008年4月に開設。現在は指定管理者パームズの女性相談員や市婦人相談員が2人以上常駐し、電話や対面で相談に応じている。男性被害者からの相談は、希望があれば男性相談員が対応する。昨年度は、近隣トラブルなどDV以外の相談を399件受け、別に専門相談員の弁護士と臨床心理士が27件に応じた。

DVの被害者は約98%が女性で、年齢層は40~60歳代が主体。暴力には、殴る・蹴る・物を投げ付ける・髪を引っ張るなどの「身体的暴力」のほか、怒鳴る・無視するなどの「精神的暴力」、性行為を強要するなどの「性的暴力」、外で働くことを禁じるなどの「経済的暴力」も含まれる。

相談員によると表面化しづらい精神的、経済的暴力や、スマートフォンなどで相手の行動や交友関係を監視し、信頼関係を崩して暴力にまでエスカレートするケースが増えている。

市ではDVの被害者にも、加害者にもならないよう、11年度から中学以上の生徒や教職員、保護者などを対象に「デートDV予防講座」を実施。昨年度は中学と高校計3校が取り組んだ。市民環境部人権・男女共同参画推進課の植野麗子課長は「思春期の段階から男女が互いに思いやりを育む人権教育に力を入れていきたい」と話す。

相談センターは、祝日・年末年始を除く月曜日から金曜日までの午前9時~午後4時に、専用電話(電話33-4649 さぁさぁ、ヨロシク)で対応。相談は無料で、秘密は厳守する。身の危険を感じるような緊急時には、宇部警察署(電話22-0110)へ連絡を。

カテゴリー:行政,地域2018年5月18日

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