英語力アップへ、宇部市教委がALT増員

宇部市教育委員会が、英語教育に力を注いでいる。今年度、外国語指導助手(ALT)を2人から7人に増やし、年1~2回だった小学校への派遣を隔週にした。子どもたちは意欲満々で、ネーティブの英語に親しんでいる。昨年度小・中学校6校で実施したオンライン英会話は、12校に拡大。中1で導入済みのデジタル教科書を中2にも広げ、より効率的な授業が可能になった。夏休みには1日、英語だけを使ってALTらと活動するイングリッシュキャップも行う。

小学校での英語教育は2020年度に、3年生から必修化、5年生から教科化される。これを見据え市教委では、聞く・話す能力を向上させ、実践的な英語力の習得を目指す。母語が英語のALTは、従来のカナダ、フィリピン出身者2人に加え、アメリカ、カナダ、オーストラリア出身の5人を採用。小学校には2週間に1回派遣、中学校も前年度より10回程度増やす。小学校にALTが行かない週は、日本人の地域英語支援員(6人)が授業に参加する。

インターネットを利用して、外国人講師のレッスンを受けるオンライン英会話は、小学校6校(厚東、二俣瀬、小野、川上、藤山、鵜ノ島)の6年生と、中学校6校(西岐波、厚東川、藤山、川上、桃山、黒石)の1年生か2年生が取り組む。

デジタル教科書は、生徒が手元でタブレットを使い、個別に学習。各自のペースでドリルなどを進められる。電子黒板との併用で、読む部分の指示、音声スピードの調整、豊富な動画資料の再生もできる。来年度には全学年で導入する。

常盤小(藤永靖彦校長)には10日、米国出身のALT、アンディ・ミュッティさん(34)が訪れた。6年2組(24人)の授業では、担任の藤冨佳子先生がカードを使ってアルファベットの小文字を指導。アンディさんは、英語教育推進教員の阿野里絵先生と共に、会話の手本を示したり、間違いやすい「m」と「n」の発音を教えたりした。

子どもたちは、ゲームを交えた授業に積極的に参加。間違い探しで1位になった永田千遥さんは「アンディ先生は、いつもジェスチャーを使ってくれ、分かりやすい」と満足。加藤優也君も「間違っても平気な雰囲気の授業で、楽しく、待ち遠しい」と話していた。

藤冨先生は「ネーティブの方と触れ合う機会が増えて、ありがたい」と歓迎。アンディさんは「異文化に興味を抱き、将来外国に行ってみたいと思えるような明るい授業にしたい」と張り切っている。

カテゴリー:教育・文化,地域2017年5月11日

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