福島の米で酒造り始まる

永山酒造(永山純一郎社長、厚狭本町)で9日から、福島県産の酒米を使った日本酒の仕込みが始まった。米作りに関わった人たちも加わり「明治維新150年の節目に幕末の戦いを超えて米と酒が福島と山口をつなぐをシンボルに」の願いを込めて作業に励んだ。新酒、純米吟醸酒「精一杯」は3月下旬から東京銀座と山口、福島で限定発売される。

酒造りは東日本大震災で被災した福島の復興支援に取り組む、東京のNPO法人銀座ミツバチプロジェクト(田中淳夫理事長)が昨年度から取り組んでいるプロジェクトの一環。生産農家の育成を重視する永山酒造が、安倍昭恵首相夫人の呼び掛けで協力している。

酒米は「五百万石」と呼ばれる品種で、福島市荒井地区で栽培された。昭恵夫人や田中理事長、永山社長ら関係者150人が現地で苗植えから関わり、昨年度の倍の3㌧が収穫された。

同酒造での仕込み作業には、昭恵夫人、福島市と販売拠点となる銀座料飲店組合「銀座なでしこ会」の関係者約20人が初めて加わった。蒸し上がった米を、すのこの上で冷ました後、酵母の入ったタンクに投入した。今後の作業は同酒造の蔵人が当たる。720㍉㍑入りで6000本の製造を見込んでいる。

昭恵夫人は「今年は明治維新150年に当たり、さらに山口と福島が手を組んで日本が豊かになってほしい」、永山社長は「全国の蔵元に福島県の酒米が普及する契機になれば」、田中理事長は「福島県産の農産物の消費拡大を図りたい」と期待を込めた。

カテゴリー:地域2018年1月10日

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