現代の名工、畳職人の荒川さんが若手指導

昨年10月に「現代の名工」に選ばれた畳職人の荒川有三さん(63)が主宰する手縫い畳床の製作研究会が6、7の両日、山陽小野田市厚狭の荒川製畳所工場で開かれた。大阪、愛媛、長崎など西日本の若手畳職人15人が参加し、昔ながらの手縫い畳床の製作技術を学んだ。

研究会は年始めの恒例行事で、今年で8回目。明治時代の終わりに製畳の機械が発明され、一気に廃れてしまった手縫い床の技術を、若い職人に伝えようと開催している。
荒川さんは、同じく現代の名工に選ばれた父の源一さんから、製作技術を教わった。現在では、手縫い床は文化財にしか用途はないが、修復などに必要な技術を継承していかなければならないという思いから研究会をスタートさせた。
初日は6段に重ねたわらを「筋縫い」「掛け縫い」という二つの技法で縫った。2日目は縫い上げた時に約10㌢あった畳床を、足で踏みつけながら厚さ4・8㌢ほどにする締めという作業を行った。荒川さんは若い職人の作業を見守りながら、直すべき点や注意点を指摘した。
今回初めて参加した大阪府の前本大輔さん(31)は「見ているのと実際に作業するのは大違い。畳床は厚みがあり、針が思った所に出てこず戸惑ったし、難しいと感じた」と感想。荒川さんは「若い職人ほど技術の継承に熱心。この熱が広がっていくように、毎年研究会を続けたい」と話した。

カテゴリー:地域2014年1月8日

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