焼野海岸にカサゴの稚魚放流
本山小(城戸邦之校長)の6年生37人が6日、焼野海岸にカサゴの稚魚1500匹を放流した。地元団体の協力を得て続く伝統行事で、子どもたちはたくましく生き抜くように、願いを込めて作業し、環境保全の意識を高めた。
県漁協小野田支店と本山地区社会福祉協議会の協力で実施した。同支店の中村昇さんからカサゴの生態について聞き、はだしになって波打ち際へ。1人一つのバケツを担当し、波が引くのに合わせて全長7㌢の稚魚を放った。
カサゴは阿武町の県外海第二栽培漁業センターで育てられたもので、4年で20㌢の成魚に成長する。同海岸の藻場や岩場にも生息している。宮森奏人君は「成長した姿を見てみたい」、山川柚人君は「大きな魚に食べられないように頑張って生き抜いて」と話していた。