渡辺翁の誕生日に産業観光ツアー

沖ノ山炭鉱創始者で、宇部市発展の礎を築いた渡辺祐策の誕生日(1864年6月16日)に当たる16日、ゆかりの地を訪れる産業観光ツアー「祐策と沖ノ山炭鉱」が石炭記念館、記念会館などで行われた。市内や美祢市、山口市、近隣の県などから20人が参加し、生涯を古里繁栄に尽くした祐策の人生に思いをはせた。

祐策は厚狭郡小串村嶋(現在の宇部市島)に生まれ、宇部共同義会や宇部達聰会の結成に若くして名を連ね、村議会議員に当選。宇部興産グループの前身となる沖ノ山炭鉱の頭取として経営に成功し、石炭を中心とした関連産業の育成と、鉄道・水道などのインフラ整備、学校や病院などの教育と厚生施設の充実にも力を注いだ。

石炭記念館では、学芸員から竪坑櫓(たてこうやぐら)の仕組みについて聞き、モデル坑道内を見て歩いたり、展望台から市内を一望したりした。午後からは祐策が住んだ島の「松巌園」や、沖ノ山炭鉱の守護神で従業員の寄付などで建立された牛岩神社などを訪ねる。

16日は記念会館の開館80周年を記念する一連の事業のスタート日でもあり、オープニングイベントの「共存同栄をテーマとしたリレートーク」が午後5時から同会館ホールで開かれる。祐策のひ孫・渡辺裕志さん、作家の堀雅昭さん、久保田后子市長が「共存同栄からみる宇部│現在・過去・未来」をテーマに対談する。コーディネーターは宇部地方史研究会の脇和也理事。入場は無料。

カテゴリー:地域,経済2017年6月16日

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