注目集まる「農福連携」

障害者が農業分野で就労する「農福連携」に注目が集まっている。福祉事業所が生産から販売までを手掛ける6次産業的な展開を図ったり、障害者が農業法人に就労したりしている。障害者の職域拡大や高齢化による農業の担い手不足の解消、農業を通じた地域づくりなどさまざまな課題解決につながるとの期待が高まる。

4年前から6次産業化を実践する宇部市あすとぴあ3丁目の「ぐうですぐう」。発達障害者などが通所で無農薬野菜や果物、ジャム、スイーツなど付加価値の高い農作物と加工品の生産、製造、店舗で接客しながらの販売に取り組んでいる。特に自然豊かな環境での農作業は人気が高い。指導する市橋昭司さんは「自由で気持ちがいいようだ。販売では直接、消費者の声が聞け、大きな励みになっている」と話す。

二俣瀬で耕作放棄地計1万7000平方㍍を借りて米作りなどを手掛ける緑豊舎。県内でもトップクラスの工賃と安定した収入を実現している。田植えや稲刈りには、地域住民も参加する。ここから7人が営農法人に就農した。

農家の仕事を事業所が受託する形も始まった。県は厚生労働省の「農福連携」事業に今年度、宇部市と長門市を指定。草刈りや農作物の箱詰め、運搬など障害があっても必ずできる仕事に作業を細分化し、農家とマッチングさせている。「うまくコーディネートすれば、両者に利点をもたらす」としている。

県主催の「ノウフクマルシェ」が27~29日の3日間、フジグラン宇部で初開催される。県内の16事業所で生産された農作物や加工品を販売する。時間は午前9時から午後6時(最終日は同5時)まで。宇部市からは、ぐうですぐう、緑豊舎、第2はばたき、あゆみ厚南が出店。新鮮野菜や果物、米、各種ジャム、スイーツなどを販売する。

カテゴリー:地域,経済2017年1月25日

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