常盤駅のヒガンザクラ再生へ

樹木医らでつくる樹の生命を大事にする会(武永順次会長)は2日、JR常盤駅にヒガンザクラの苗木2本を植えた。同駅ではかつて樹齢70年以上の数本が春のホームを彩っていたが、台風や塩害などで次々に枯れた。同会は6年前から再生作業に取り組んでおり、最後の1本から〝複製〟した高さ60㌢の苗を植樹。武永会長は、苗木が付けた花を見詰めながら「10年か20年もすれば、再び利用者を楽しませるだろう」と話していた。
同駅のヒガンザクラは、利用者や地域住民に「市内で最も早く咲くサクラ」として親しまれていたが、次々に倒れたり、枯れたりして、2年前からは1本が残るだけとなっていた。武永さんらは「このままでは全滅してしまう」とJR側に協力を申し出て、新たに伸びた細い枝の強い生命力を利用して複製する手法「取り木」で、復活を目指していた。
苗木は、最後の1本から切り離した枝を2年かけて育てたもので、これまでJR宇部新川駅と常盤公園に1本ずつを〝分植〟している。常盤駅への植樹は開花に合わせて実施され、会員ら10人が参加した。「最後の1本は立派な幹が残っているが、既に枯れている。苗は5年後には2㍍近くに育つだろう」と武永会長。このサクラは、とき色のように淡い桃色の花を咲かせることから、地名の常盤とかけて「とき寒桜」と命名されている。

カテゴリー:地域2014年3月3日

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