常盤公園に来年秋まで「涼風送風」実験装置

常盤公園の遊園地内で28日から、地中熱と太陽光発電を利用した自立式送風装置の実証実験が始まった。スポット的に涼風を吹き出し、夏場の熱中症対策として効果が期待できる装置で、来年9月30日まで設置。毎日12回、涼風が出る送風口と外気との温度差を測定しデータを検証するとともに、来園者に風を体感してもらう。

装置はジオパワーシステム(美祢市)が開発。住宅、学校など全国で約1600件の工事実績があるという同社の地中熱換気システムを屋外用に応用したもの。

地中熱と太陽光による環境に優しい設備で、自然エネルギーシステムに関する普及・啓発事業に取り組んでいるNPO法人パッシブ地中熱大地の風(長門市)が実証実験として設置。エコパーク化を進める常盤公園を場所に希望し、市が許可した。

装置の名称は「こかげベンチシステム」。直径38㌢のアルミ合金パイプを地中7・5㍍の深さまで埋設。空気をパイプに吸い込み、地中で熱交換して、送風口から涼風を吹き出す仕組み。同社によると、3~5度は低い温度の涼しい風が期待できるほか、空気の浄化効果もあるという。

設置場所は遊園地内の立体迷路近く。178・5㌢四方、高さ75・5㌢のテーブルを設け、下部にパイプや送風ファン、バッテリーなどを内蔵。テーブルの各方向に1個ずつ送風口を付け、風が出るようになっている。

この日は、同社の担当者が市職員立ち会いの下、システムの概要を説明し、実験を開始した。同社会長で同法人の橋本東光理事長は「山口発の製品を多くの人に知ってもらえればと思う。冬場には温風が出せるように改良できれば」と話していた。

問い合わせは市公園緑地課(電話51―7253)へ。

 

カテゴリー:地域,環境2015年10月28日

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