山口大工学部で西日本豪雨災害調査速報会

西日本豪雨災害調査速報会は27日、山口大工学部であり、大学関係者や学生ら103人が2013年7月に発生した山口・島根豪雨に関する発表を交えながら、激甚化する豪雨災害に対する防災・減災対策について、討議した。同大グローカル環境・防災学研究会主催。

山口・島根豪雨から5年という趣旨で開催する予定だったが、西日本豪雨の被害があまりに甚大であったことから、調査速報会という形を取った。

同大大学院創成科学研究科の朝位孝二教授は西日本豪雨の県内の概要を説明。県東部に集中して大雨が降り、須佐では最大時間雨量約140㍉を記録。これは200年に1回降る可能性のある時間雨量66・7㍉を大きく上回ったとした。また、犠牲者3人を出した地域は、いずれも花こう岩で、地盤が軟らかく土砂災害発生の恐れがあったこと、島田川水系の被害状況などを伝えた。

朝位教授は「山口県は災害が少ないと言われるが、それは地震災害の経験のことであって、水害については決して安心できない。河川整備が進んだ現代に、これほど広範囲な被害をもたらした西日本豪雨は関係者に衝撃を与えた」「強い雨の中心がいつ自分の住む所にやってくるのか、常に情報収集するようにして。危険を意識し早めに安全対策を取ること、災害の経験を伝承していくことに努めよう」と話した。

このほかにも、交通インフラ施設の被害分析、斜面崩壊調査、水害時避難の課題と支援に関する発表があった。

カテゴリー:地域2018年7月28日

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