宇部市聴障者福祉協が創立70周年記念大会

宇部市聴覚障害者福祉協会(川岡明会長、64人)の創立70周年記念大会が3日、福祉会館で開かれた。関係者83人が出席し、会の節目を祝福。聴障者が安心して暮らせる市を目指して前進することを誓った。表彰では長年福祉増進活動に尽くした会員の開地英矩(ひでのり)さん(85)と、元会長の田中等さん(75)の2人に功労賞、宇部手話会(河内美穂子会長)に感謝状が贈られた。

式典で川岡会長は、「1948年9月に宇部ローアクラブとして誕生した当時は、携帯電話やファクス、テレビ、インターネットがなく、自動車運転免許さえ取れなかった」と説明。歴代の役員や会員による活動、関係者の理解のおかげで、現在は手話通訳者や要約筆記者の派遣、手話奉仕員の養成、手話ボランティアの活動などが盛んに行われるようになったと伝えた。

2016年4月に障害者差別解消法が施行され、17年4月には市障害のある人へのコミュニケーション支援条例がスタートした。昨年4月から市役所に手話のできる障害者コミュニケーション支援員が設置され、市社会福祉協議会にはコミュニケーション支援室が開設されたことも紹介。「今まで以上に力を合わせ、行政や福祉関係者に協力いただき、課題解決していかねば」と決意を語った。

来賓の久保田后子市長は「法律や制度ができたからといって風景が一変するわけではない。皆さんの力がますます必要。70年の歴史を踏まえ、共生社会を一緒につくり上げて」と呼び掛けた。

市社協の有田信二郎会長は「この40年で世の中がすごく変わって、ありがたい時代になってきたと感じるが、情報保障は大変。地域の中でもっともっと顔を出して、手話で話したいと思わせる関係をつくって。皆さんと共に歩んでいきたい」と祝辞を述べた。

手話会の河内会長は「手話はろう者の言葉であり、精神(こころ)。言語としての手話が、人々の暮らしの中で、長く、深く根付くことを願う」と話し、手話人口の拡大に努めることを誓った。

表彰の後は、同協会の歩みを振り返るスライド上映があった。祝賀会は、県ろうあ連盟の赤井正志理事長によるあいさつで乾杯。参加者は、これまでの思い出や近況を話しながら会食した。

カテゴリー:地域2019年2月4日

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