宇部市老連、会員数が減少の一途

超高齢社会を迎え、年を追うごとに高齢化率が上昇する中、宇部市老人クラブ連合会(原和男会長)の会員数は減少の一途をたどっている。昨年10月1日現在の会員数は3009人。創立50周年となった2013年から5年余りで2000人以上が減った。市老連から休・退会した校区老連が7校区となったことも大きな要因だが、元気な高齢者が増え、余暇の過ごし方が多様化していることも背景にありそうだ。

市老連は1963年に会員数1120人で発足。会員の増強、組織や活動の充実に努めるなどして2000年前後には1万人に達したが、直後の2003年ごろから減少に転じ、市町合併に伴う楠町老連との合併も好転にはつながらなかった。

校区老連では、09年に二俣瀬が退会して以降、昨春に万倉が退会するまでに岬、見初、厚南、黒石、吉部が退会もしくは休会。校区内の各単位クラブとしては活動しているが、市老連が加入率を算出する際の総数には加えられなくなった。

市老連ではリーダーの不在を要因の一つに挙げる。単位クラブでは役員を引き受ける人が決まらずに解散するケースがあり、後継者が育たずに役員の在任期間だけが延びて、活動がマンネリ化していることも新規加入を阻んでいるという。

元気な高齢者が増えたことで、「老人クラブ」という響きに違和感を感じる人が多く、生活の豊かさから考え方や楽しみ方が多様化していることもある。また、定年後の継続雇用制度の浸透も未加入を後押ししていると推測している。

県内、さらには全国的にも同じ傾向にあり、県内全体では13年から1万人以上が減少。14年度からの5カ年計画で、全国老連では100万人、県老連では1万人を目標とした会員増強運動を展開しているが、思うような成果は上がっていない。

新規加入が少なく、現会員の高齢化だけが進めば、活動の活性化が図れなくなることも懸念され、市老連では校区老連の中学校区への拡大や単位クラブの合併といった組織改編も視野に、現代社会に見合った取り組みを模索している。

原会長は「老人クラブとして行っている見守りやボランティアの活動で地域とのつながりを自覚でき、生きがいづくりや仲間づくりにもつながる。市老連での活動が豊かな高齢期を過ごすための足掛かりになれば」と話している。

カテゴリー:地域2019年1月12日

山口ゆめ回廊
石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
アーカイブ
facebook
twitter