宇部市で広がる「ご近所ふれあいサロン」の輪

年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが身近な地域で気軽に集える場「ご近所ふれあいサロン」。現在、宇部市社会福祉協議会の助成金を受けて活動しているのは109カ所で、うち12カ所が今年度の新設だ。高齢化の急速な進展に加え、一人暮らしの高齢者による孤独死も懸念される中、共生社会の実現に向け、地域が自発的に動いている。

サロンは仲間づくりや生きがいづくり、閉じこもりの防止などを目的に、自治会館や個人宅、空き店舗を活用して開設。運営主体や開催頻度、助成金の種別によって「ふれあい・いきいきサロン」と「ご近所福祉サロン」に分類されている。

主に自治会や老人クラブが運営を担ういきいきサロンは、市社協が2003年度から助成金を交付。週1、2回以上の条件がある福祉サロンは市が10年度から始め、現在は市社協に委託している。ともに年を重ねるごとに増え、すべての校区に広がっている。

開設のきっかけは健康づくり、認知症予防、地域への恩返しなど地域によって異なるが、その根底にあるのは「ご近所さんとのつながり」。内容は健康づくり体操を中心に、趣味を生かせる活動など各サロンで趣向を凝らした特色がある。

今年度は東岐波、西岐波、琴芝、川上、西宇部、厚南、黒石、原、厚東、二俣瀬の各校区で1カ所、上宇部校区で2カ所に新設。開設場所は東岐波と西岐波がともに9カ所で最も多く、8カ所の琴芝と万倉、7カ所の原と船木でも活発だ。

市社協地域福祉課の石﨑輝正係長は「サロンでのつながりから見守り活動を始めた団体もあり、そのつながりが災害時の避難支援にも生きてくる」と相乗効果も口にする。新たな開設や活動の充実に向け、市社協や市ではさまざまな形で支援を続けている。

助成を受けずに同様の活動を展開するサロンを含めると約200カ所にもなる。石﨑係長は「化粧をしなかった高齢女性が、サロンに通い始めて化粧をするようになったという話を聞いた」と言う。日常の小さな変化も大きな効果だ。

カテゴリー:地域2019年2月14日

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