厚狭川の「流しびな」復活へ

 厚狭川の鴨橋近くで行われていた春の風物詩「流しびな」が、3月10日に6年ぶりに復活する。イベントのために新しく整備された「流しびな舞台」から子どもたちがそれぞれの願いを込めて、紙で作ったひな人形を流す。
 厚狭本町を拠点とする川東会館運営団体の会長だった福田武雄さん(84)の発案で、子どもの成長に願いを込めて1999年に始まった。同団体と厚狭図書館が協力し、厚狭駅前商店会主催の「寝太郎の里おひなさまめぐり」の中で開催。将来の夢などを書いたひな人形を紙製の船に乗せ、河川敷から流していた。
 2011年の豪雨で大きな被害が発生し、県による河道の拡張工事が始まったため12年を最後に中止された。工事に合わせて厚狭天満宮近くにコンクリート製のひな舞台(縦2.5㍍、横5㍍)が完成し、おひなさまめぐりが20回の節目を迎えたことから、厚狭駅前商店会が企画した。
 流しびなは午後3時から、ひな舞台で行われる。神事と寝太郎太鼓保存会の演奏の後、願い事を書いた船とひなを流す。これに先立ち地元の町おこし団体「杜のまち」は、午前10時から厚狭本町のまちなかギャラリーで作り方を指導する。参加無料。
 福田さんは本町商店街でしょうゆの製造と販売を手掛けながら長年、地域の活性化に取り組んできた。「子どもたちに古里の素晴らしさを感じてもらいたいとの思いで始めた。実施できなくなったことを残念に思っていたので復活はうれしい」と話した。

カテゴリー:地域,季節2018年2月22日

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