厚東タクシー閉業、61年の歴史に幕

宇部市厚東吉見の厚東タクシー(河﨑一男社長)が、3月25日で閉業する。1957年創業以来、厚東地域の住民の足として愛されてきたが、従業員の高齢化もあり、惜しまれつつ61年の歴史に幕を下ろす。

自宅兼営業所は、JR厚東駅に入る国道2号の交差点の角に面している。かつては運転手を多数抱え、持世寺温泉にも営業所を構えた時期もあったが、ここ10年は河﨑社長(83)と妻の幸江さん(77)の2人で営業を続けてきた。

共に高齢となり、お客さんに何かがあってはならないという思いもあり、今年の正月、娘夫婦と話しあって、営業をやめる決断を下した。

「閉業を知った人から寂しくなるねという声をたくさんいただいた。本当に皆さんに支えられて長い間、営業してきたんだなあと実感している」と幸江さん。「昔は、盆・正月には帰省で厚東駅に降り立ったお客さんが、競うように電話をかけてきて、本当に忙しかった。一家に何台も車がある時代に変わり、タクシーの利用者も減ってきた」と振り返る。

長年地元で営業してきた信頼と顔見知りという安心感の下、地域で独り暮らしする高齢者の利用はまだまだ多い。「閉業までに、たくさん一緒に買い物に行ってもらわなきゃ」と言う常連さんも。幸江さんは「支えていただいたお客さんに感謝し、最後の日までしっかり続けていきたい」と話した。

カテゴリー:地域,経済2018年2月24日

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