上宇部で地域見守り活動研修会

上宇部校区社会福祉協議会(青木寛会長)主催の地域見守り活動研修会は28日、上宇部会館で開かれた。自治会長、民生児童委員、福祉委員ら80人が参加。講演やグループワークなどを通じて、年齢を重ねても誰もが安心して暮らせる地域づくりについて、情報を交換した。

同校区では、見守り活動の強化に取り組んでおり、活動の柱となる関係者が相互に協力関係を充実、強化していくため、2年前から研修会を実施している。講師に、山口大大学院医学系研究科公衆衛生学・予防医学講座の長谷亮佑助教を招いた。
長谷助教は、高齢化の現状について「高齢化の進展による人口構成の変化に加え、女性の社会進出、退職後の再雇用などで、地域の担い手はさらに減少している」と指摘。「65歳になっても元気な人は支える側として活躍し、支えられる側になってもできるだけ負担が軽くなるようにすることが必要」と語った。

誰もが住み慣れた地域で最期まで暮らせる仕組み「地域包括ケアシステム」の構築には、ボランティア活動や住民組織の活動といった〝互助〟が不可欠で、「住民全員が民生委員、福祉委員という意識を持ち、近所の人を気に掛けることができれば、しっかりとした地域になる」と助言した。

事例発表では、民生委員の林佳代子さんが工学部通り二丁目自治会の取り組みを紹介。8年前の自治会再編で、活動が停滞していた老人クラブも組織改編し、名称を「元気会」に改めるとともに、自治会との連携も強化。積極的に地域行事に参加する人が増え、今では主体的に活躍するまでに発展したという。「自分たちが元気に過ごすということをベースに、中心的に活動している。みんなで支え合い、寄り添い、見守り活動できる地域にしていきたい」と述べた。

グループワークでは、自治会単位の現状の取り組みについて発表があり、「空き家だった場所を、コーラスの集いや朝市に活用」「自治会独自の広報紙をつくり、情報を伝えている」「地域や健康などを学ぶ昼食会を開催」「定期的にラジオ体操を実施」など、独自性のある活発な活動が次々と挙がった。

青木会長は「独り暮らしの高齢者の孤立を防ぐには、民生委員、福祉委員、自治会が連携したきめ細やかな見守り活動が必要。この研修会で、それぞれがかなり進んだ活動を展開していることが実感できた。今後の活動の参考にもしてほしい」と話した。

カテゴリー:地域,医療・健康・福祉2018年1月29日

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