一年中ぬれている謎の道路

宇部市岡の辻を走る市道・岡の辻新浦線の通称「岡の辻の坂」に、一年を通じて水が湧き出ている場所がある。周囲の上・下水道に「漏れ」がないため、台地状の常盤校区側からしみ出る地下水とみられる。今年春ごろから細かい砂が吹き出すと同時にコケが生え始め、車両がスリップする危険性があるため、市は近く、湧き水を道路脇の水路へと流す工事を行う。
現場は、宇部自動車学校入り口の交差点から、西岐波団地・萩原バス停へと向かう下り坂の途中。「急な傾斜と連続するカーブ」の地形的条件、「通行量の少なくないバス路線」の交通条件、「散在する民家・住宅街入り口」の地理的条件から、ドライバーには危険区間として知られている。
湧き水が出ているのは、常盤地区から西岐波方面に向かって坂を下り切る直前で、路面に描かれた矢印の付け根あたり。近所の住民らによると、路面がぬれるようになったのは約10年前からで、当初は乾く時期もあったが、ここ数年は常に流れている状態。真夏でも水が流れた跡があるという。
市道路河川管理課によると、周辺の上下水道パイプを検査して漏れがないことを確認。水が湧く箇所をふさいでも、別の場所から湧き出るだけなので、道路表面に小さな溝を掘って水を流していた。新たに生じた細かい砂とコケに対しては「事故の危険性がある」として、湧水地点から反対車線側にある水路まで、新たな水路を設ける対応策を決めた。
登下校する子供たちの間で「謎の湧き水」と呼ばれている七不思議は、間もなく見納めになる。

カテゴリー:地域2014年6月10日

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