アスパラガスの収穫がピーク

冬の間に栄養をたっぷり蓄えて地表に伸び出るアスパラガスの春芽。市内ではJA山口宇部の小野田アスパラ生産組合(山田忠信組合長)の5戸が、収穫のピークを迎えている。若手の参入で同組合はにわかに活気づいており、今年は生産量アップと新たな担い手開拓に取り組む。

宇部市の生産者と共に『きのう今日あすパラ』のブランド名で売り出している。年間生産量が10㌧まで落ちた2014年度以降、研修制度と就農希望者へのPRを強化。他の作物よりも生計を立てやすい点に若手が注目し、市内では16~17年度に2戸が参入した。

今春、初めて収穫したのが脱サラして就農した村上浩樹さん(44)=平沼田=。ビニールハウス2棟(計0・5㌶)で1年かけて株を育て、2月から朝夕2回、収穫している。市内のベテラン栽培者から手ほどきを受け、「強い甘さと色味を引き出せた」と胸をなで下ろす。

茎部分の歯触りを軟らかくするため、30㌧もの大量の堆肥を搬入し、もみ殻と混ぜてふわふわの土に仕上げた。最適な栽培環境を保つため、ハウスに取り付けられた二重のカーテンを小まめに開閉し、温度を調整している。

厚狭地区でアスパラガスを栽培するのは村上さんだけ。「ハウス栽培は気候の影響を受けにくい利点がある。情報共有ができる同年代の生産者が周囲に増えれば。農業は厳しい面があるが、夢もある」と前を向いた。一部の春芽は葉が茂るまで成長させて、5月以降に夏芽を収穫する。

同組合の生産量は14年度に底打ちとなった後、増加傾向にあり、今年度は17㌧を見込んでいる。

カテゴリー:地域,経済2018年3月29日

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