「海のアートハウス」完成間近

見初小(伊藤隆校長)の6年生18人が23、24の両日、UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)の出品作家、増野智紀さん(41)=京都市=から指導を受けて、彫刻制作に励んだ。作っているのは、幼い子どもたちが遊べる「海のアートハウス」。この日色付けしたパーツで家を組み立て、2月下旬からときわ湖水ホールのアートギャラリーに展示する。

宇部市が、地域の文化に対する愛着と知識を深めてもらおうと、2011年度から小・中学校で展開してる彫刻教育推進事業の一環。増野さんは昨秋のビエンナーレに、波をイメージしたらせん状の作品「遊」を出品し、島根県立石見美術館賞に輝いている。

同作には「波の中を潜るように遊び、作品の中から見える風景で、想像力をいっぱいに膨らませてほしい」との願いを込めた。小学校の授業のコンセプトも、遊べる彫刻。ただし「人のためになる彫刻を作ってもらおう」と、小学生にとっては年下の未就学児対象の作品に取り組ませた。

アートハウスは、段ボール製のパーツ12枚を、面ファスナーでくっ付けて立体にする。ドアや窓もあり、秘密基地や迷路、城のようにも遊べる。児童たちは、はけに水性絵の具を含ませて散らすドロッピングの手法で色付け。青、緑、グレー、黄色、茶色など思い思いに海の世界を表現した。魚や海草を描く子もいた。2日間で、7棟分のパーツを仕上げた。

「制作に夢中になってくると、作家さながらに子どもたちの表情が変わる」と増野さん。チョウチンアンコウ、マッコウクジラ、ウナギ、マンボウなどを描き込んだ森本怜司君は「ドロッピングで、予想外のしぶきみたいなのを表現できた」と面白がり、作業に没頭していた。

カテゴリー:教育・文化,地域2018年1月25日

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