「日の出市場」解体へ

 JR小野田駅前の商店主や市民の交流・活動拠点として親しまれてきた駅前中通りの「日の出市場」が、今月末で姿を消す。老朽化に伴い、市が解体工事に着手するためだ。小野田駅前商店街振興組合(町田正勝理事長)は市に対して存続を働き掛けたが、やむなく断念。現在は新たな活動拠点を探している。
 日の出市場は1973年、パチンコ店として開設。閉店後は暴力団が所有していたが、30年ほど前に同組合の有志が買い取った後、旧小野田市が取得し、商店街の活性化策として2002年に商業起業家支援センターを開設した。
 建物は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、延べ床面積は約280平方㍍。支援センターとしては10年以降、新たな出店がなく、維持には防水や耐震補強の工事に多額の経費を要するため、市は安全性を考慮して14年度末で閉鎖した。
 同組合では支援センターの開設中も2階などを月例会議や寄り合いの場、イベント備品の保管場所とするなど活動の拠点として活用。閉鎖の翌年度からは市と使用貸借契約を結んで維持管理を受託し、利用頻度はさらに増していた。
 「組合の活動はいつも日の出市場とともにあった。解体が決まってから改めて重要性を認識した」と町田理事長。「解体により、商店街イベントの中止も選択肢にあったが、来場する子どもたちの笑顔を思うと踏ん張らなければ」という。
 28日に開かれる秋の駅前ふれあい祭り(小野田駅前商店連盟主催)が終われば、撤去準備に入る予定。備品などの保管は組合所属店舗に分散することで決まったが、寄り合いの場の確保には至っておらず、今後も検討を進めていく。
 市は昨年度から小野田駅前の都市再生整備に着手。駅東側の住宅地に道路や公園を整備し、駅前広場の環境整備も含めて駅前の活力の再生や人口定住の促進を図る計画だ。日の出市場の解体後は更地にし、再生整備と併せて活用方法を検討していくという。

カテゴリー:地域2017年10月12日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single