旧宇部銀行館指定管理者候補に「タグボート」

旧宇部銀行館(新天町一丁目)の指定管理候補者を選定する公開プレゼンテーションが二十五日、市役所であり、参加した四団体の中からタグボート(河野哲男代表)が選ばれた。同運営検討委員会(委員長・向山尚志山口大大学院教授)の委員八人が選考した。六月定例市議会で承認を受ける。

公開プレゼンでは、各団体の代表者が持ち時間二十分以内で発表。最初に、応募した動機や市への思い、団体のセールスポイント、実現したいことを述べた。続いて、提案書類に沿って、運営の基本方針や事業の実施方針、初年度と来年度の企画、運営組織と体制、施設経営に関する提案、収支予算を示した。
質疑応答の時間もあり、委員からは「食品衛生法に基づく許可が得られる見込みは」「夜間の防犯体制は」などの具体的な質問があった。傍聴席には約三十人が詰め掛けた。
タグボートは指定管理に向けて結成されたグループで、宇部市や下関市の法人と個人を中心に六個人・団体で構成。宇部の歴史や文化などを学び合う地域学の定例講座(コミュニティーカレッジ)や、絵本カフェの運営、ジャズコンサートなどを、市民に開かれた協議の中で実施していくことを提案した。
河野代表は「市民に親しんでもらうことと、利用しやすい運営を念頭に応募した。地域課題に密着した提案団体もあった中で候補者に選ばれ、ほっとした思い」と語った。
選考理由について向山委員長は「提案内容が具体的で、新規性があった。(運営組織に)個性ある人が参加している」と説明。最終結果の発表は予定より約十五分遅れ「上位の得点が非常に小差で、議論が長引いた」と理解を求めた。
指定管理者の選定は、説明・見学会を踏まえて募集要項を配布。当初は書類による一次選考を行う予定だったが、応募団体が少数だったため、最初から公開プレゼンに踏み切った。
旧宇部銀行館は村野藤吾さんの設計で、一九三九年に完成。鉄筋コンクリート地下一階・地上二階建て、延べ床面積約千四百二十平方㍍。
改修工事や太陽光発電設備の設置、芝生化が現在進められており、開館は九月中の予定。市は指定管理者に対し初年度五百八十万円、来年度以降は八百七十万円を上限に委託料を払う。

カテゴリー:経済2010年4月26日

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