山陽小野田市など3カ所視察、就農現地見学会に38人

nougyou.jpg 就農希望者や定年帰農希望者らを対象にした就農現地見学会は21日、山陽小野田、宇部の両市内で開かれ、38人が葉ネギ「おのだネギ三昧(ざんまい)」を生産しているグリーンハウス(山陽小野田市西高泊)などを視察し、就農の可能性を模索した。やまぐち農林振興公社など主催。

これまでに就農した人との意見交換会や農場などの見学を通して、農業への理解を深め、就農を促進する事業。今年で8年目で、最近は年3回、県内各地で開催している。
定年後に就農しようという人のほか、厳しい雇用情勢を反映してか、失業中や転職を考えている若い人の姿も目立った。埼玉県春日部市、滋賀県草津市など県外からも5人が参加した。
視察に訪れたのはグリーンハウスと西日本最大級の総合園芸農場で花やイチゴ、ブルーベリーを生産、販売している花の海(山陽小野田市埴生干拓)、県立農業大学校を卒業後、10年前からブドウ栽培に取り組んでいる平野克己さん(宇部市小野)の農園の3カ所。
グリーンハウスでは松村正勝社長が事業概要を説明。東京ドーム1個分の広さの敷地にビニールハウスを建てて、ネギを中心にブロッコリー、チンゲンサイ、枝豆を栽培。さまざまな工夫で通常より農薬の使用量を抑えたり、化学肥料の代わりに魚を使った有機肥料を使用したりしてネギに風味を出している取り組みなどを紹介した。不景気で商品単価が下降傾向をたどる中、農機具や資材のコストは上昇し、厳しい経営環境にある苦労の一端も披露した。
松村社長は「いろんな生産地を視察し、良いところはまねている。枝豆は手間がかかるが、あえて取り組んで、利益につなげるよう努力している。スタッフが若いからこなせる。『商品を切らさない』をモットーにして顧客の信用を得ている」と話した。
やまぐち農林振興公社の大永竜也主任技師は「見学会を契機に、ここ1年で7人が就農した」と実績を紹介した。

カテゴリー:経済2010年2月22日

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