全日空東京線、5往復確保も繁忙期不安

代替機の全日空A320型機が待機する山口宇部空港エプロン。後方は日本航空機

山口宇部空港から東京・羽田空港に向かう全日空692便(ボーイング787型機)が先月16日、機材の不具合で高松空港(香川県高松市)に緊急着陸してから1カ月を迎える。現在は代替機でやり繰りして1日5往復体制を確保しているが、肝心の同型機が就航するめどは立っておらず、人が多く動く3月後半以降の足に影響が出ると懸念されている。

安全性が確認されるまで、国内航空会社の同型機の運航を国土交通省が禁止している。山口宇部空港は全日空が1日5往復、日本航空が4往復の計9往復体制だったが、B787型機を中心に運航している全日空は事故直後から合わせて46便が欠航。代替機を使って1日5往復体制に戻したのは2月2日以降となった。
全日空山口支店(宇部市)によると、1月の全日空便利用者は3万6467人で前年同期比の83%に減少。事故後2週間の16~31日に限定すると63%にまで落ち込んだ。しかし2月1~12日は90%にまで回復した。
県交通政策課がまとめた山口宇部空港全体の1月の利用状況は、利用者5万7417人で、対前年同期比97・6%。座席提供数に対する利用者の割合を示す利用率は50・7%。ダブルトラック体制のため日本航空を利用したり、新幹線に流れたりしたため、空港全体としては欠航による大きな影響はないとする。
しかし270~280人乗りのB787型機と比べ、代替機は160~170席乗りのA320型機など座席数の少ないタイプが多く、第1便や最終便は満席やキャンセル待ちの状況もあるという。閑散期の1、2月はこの点をカバーできるが、春休み、新年度、大型連休時と続く繁忙期には「正直、不安を抱えている」(横川武男全日空山口支店マネジャー)のが実情だ。
全日空広報室は「根本的な原因が判明していない。調査は続いており再開のめどが立たない」と話す。B787型機欠航が長期化すると、ビジネス利用や経済界に少なからず影響が生じそうだ。

カテゴリー:行政,経済,その他の話題2013年2月15日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single