ルネサス山口工場、雇用情勢は依然厳しく

連携して再就職を支援しようと訴える笹嶋山口労働局長(山口市の山口地方合同庁舎で)

ルネサスセミコンダクタ九州・山口の山口工場を離職し再雇用されなかった592人のうち1月末現在、他の事業所に再就職したり内定が出たりしている人は132人にとどまっていることが明らかになった。8日、山口市の山口地方合同庁舎で開かれた大規模企業撤退等に伴う関係機関連絡会議で山口労働局が明らかにした。

経営再建の一環としてルネサスエレクトロニクスのグループ企業が昨年9月に希望退職者を募り、山口工場では従業員1243人のうち711人が応じた。このうちの119人は同社に再雇用されたが、592人が新しい職場への再就職を目指してきた。
昨年12月末現在では92人の再就職・内定が出ていたが、年が明けて就職活動が本格化し40人が新たに職に就くか内定し132人となった。しかし新たに職を得た人は22・3%と低迷している。
連絡会議では笹嶋貢山口労働局長が「1月17日にはルネサスエレクトロニクスが新たに45歳以上の総合職を対象とした希望退職者をグループ内で三千数百人規模で募ると発表しており、さらなる雇用調整が予想される」と雇用不安の拡大を懸念した。
県内ではルネサス関連事業所のほか半導体製造事業所、今月末に閉店する近鉄松下百貨店(周南市)など大規模な雇用調整が続いており、関係市町では国、県と連携しながら再就職のための支援セミナーを開催したり、緊急雇用創出事業に取り組んだりしている。
宇部市では正規職員として任期付き短時間勤務職員(雇用期間3年)を新年度から18人雇用する。山陽小野田市も現在、10人程度を募集している。
連絡会議では「大規模事業所だけでなく、関連会社の雇用にも影響が出始めている」「今ある雇用を守ることも力を入れている」といった声が聞かれ、厳しい雇用情勢が浮き彫りになった。

カテゴリー:経済2013年2月9日

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